高齢者はなぜ避難しない?具体的な危険を伝えよう

高齢者は避難命令や避難指示がでてもなかなか避難をせず、結果として亡くなられる方が多く見受けられます。
台風やゲリラ豪雨による大雨で河川の氾濫により毎年犠牲者をだしていますが、多くの場合余裕をもった避難指示がだされるようになっているにもかかわらず、避難を渋られています。
その理由と避難してもらえるように促す方法について考えてみます。

目次

高齢者が避難しない理由

高齢者が避難しない理由は当然のごとく様々です。
ニュースからその理由を探ってみました。

迷惑をかけたくない

高齢者は身体に持病を抱えている方が多い。足腰が悪く、思うように立つことも歩くこともままならない。薬を常に服用していて体調が優れない。介護が必要となるような方の多くが、介護設備の整っていない避難所で、他人の助けを借りることに遠慮が生じがち。

ペットがいるから

犬や猫などのペットを飼っている場合、避難所に連れて行くことができず、置いていくくらいならペットと心中した方がましというご家庭もあります。

今まで大丈夫だったから

過去に被害にあったことがなく、何十年も大丈夫だったのだから今回も大丈夫。東日本大震災の津波被害以降はその傾向が減少したようですが、それでも尚、今までの経験にもとづいて逃げない方も多い。豪雨にり孤立してしまっている方のインタビューをきくと多くの方が何十年も住んでいてこんなことはなかったと言います。
地球環境の破壊等により、近年は従来にない記録的な事前災害が発生しています。天災にセオリーはありません。

避難できない

避難したくても避難所への移動ができない方がいます。
普段からそういった移動に協力してくれる親戚や近所の方にお願いをしておくか、いざというときは市町村の役所や消防等に連絡して相談をしてください。

避難しないといけない理由は具体的に

避難してくれない方の多くに、抽象的な言葉でただ危ないから避難してくださいと言っても、危機感をもってくれず、行動には移してくれません。
ではどのようにしたら、高齢者や避難しない方を説得できるのでしょうか。

具体的な危険を伝える

最も効果的なのは、具体的にこういった危険が生じると伝えることです。
例えば土砂崩れの兆候があるとか、どこぞの川の水位が危険なところまできているのでここも危ないといったようにです。
「大雨警戒レベル3」「大雨特別警報」だとか言っても身の危険を実感できません。
危機が迫っていることを見えるかたちで、実際にどうなるかを伝え、逃げる必要性を実感しってもらうようにしましょう。

近所や知人が逃げ遅れている

近所や知人の方が逃げ遅れている場合、避難所への移動の足がないだけかもしれません。
なぜ逃げないのかを聞いて、交通手段がないのであれば、一緒に車に乗って逃げませんかといった、具体的な案を提示してみてください。

大雨警戒レベル

国が大雨の際に発表する防災情報は5段階に分かれています。
避難の準備や避難するタイミングの指標として、防災無線や市や天気予報等の災害情報を掲載したホームページ、アプリを入れておくなどチェックしてください。

レベル1 最新情報に注意

気象庁は「早期注意情報」という情報をホームページで発表しています。これは数日先までに気象警報が出る可能性について示した情報です。レベル1の段階ではこうした情報をチェックするなど大雨に関する最新情報に注意して下さい。

レベル2 避難方法など確認

気象庁からは「大雨・洪水注意報」が発表されるような段階です。実際に避難することになった場合に、どう行動すればいいのか改めて確認して下さい。自分が住んでいる場所で起きやすい災害の種類をハザードマップで調べたり、避難場所や避難の経路を確かめたりして下さい。

レベル3 高齢者など避難

「大雨・洪水警報」や川の「氾濫警戒情報」などが発表され、自治体からは「避難準備・高齢者等避難開始」という情報が出されます。この情報が発表されたら、お年寄りや体の不自由な人など避難に時間がかかる人は避難を始めて下さい。そのほかの人も避難の準備をしたり自主的に避難を始めたりする段階です。

レベル4 危険な場所から全員避難

土砂災害の危険性がさらに高まって「土砂災害警戒情報」が出されたり、川がいつ氾濫してもおかしくない状況となって「氾濫危険情報」が発表されたりします。自治体からは「避難勧告」が出されます。危険な場所にいる人はお年寄りなどだけでなく、全員、安全な場所に速やかに避難して下さい。
災害が発生するおそれが極めて高い状況となり、自治体が重ねて避難を呼びかける場合に「避難指示(緊急)」が発表されることがあります。この時点でまだ危険な場所から避難していない人は直ちに避難する必要があります。

レベル5 命を守って

既に災害が発生または発生している可能性が極めて高い状況です。川が氾濫して「氾濫発生情報」が出たり、気象庁から大雨特別警報が発表されたりします。自治体が土砂災害などの発生を確認した場合には災害発生情報を出すことがあります。周囲が浸水するなど、すでに避難場所に移動するのが難しい状況となっている可能性があります。周囲の状況をよく確認して、自分や家族の命を守るために最善の行動を取って下さい。

大雨・災害情報

大雨や災害に関する情報を掲載しているウェブサイト(ホームページ)のリンク集です。

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