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乾燥肌のかゆみをとめたい
冬になると空気が乾燥してきますが、喉だけでなく、お肌にとっても大敵な季節です。
肌がカサついて、腕や脚、布団に入ると背中がかゆくなったりと、普段の生活にも支障をきたしてきます。
乾燥肌は気温が下がり湿度も下がると、人間の体内の水分や油分が蒸発し、抵抗力がなくなってくるとカサカサな状態、つまり乾燥肌がおきます。
この乾燥肌が続くと、肌の新陳代謝の低下や外からの刺激に敏感となり、悪化すると敏感肌や粉フキ肌になってしまいます。
そうなると、赤みや湿疹ができたり、ちょっとした刺激で痒くなったりと、状態はより深刻になってきます。
乾燥肌や敏感肌になってしまった場合は改善する方法、なっていない場合は未然に防ぐ方法を探っていきましょう。
原因と予防策
まずは主な原因とそれに対する予防策を探ってみましょう。
空気が乾燥している
日本は冬になると湿度が低下、つまり空気が乾燥した状態になります。
気候はそこにいる限り避けようがないところです。
部屋であれば、加湿器を設置して、部屋の湿度を適度に保つことが大切です。
エアコン
エアコンは温かい風を出してきます。
空気の乾燥の進行とあわせて、エアコンの風に直接あたっていると肌の乾燥を進行させてしまいます。
対策としては化粧水や保湿クリーム、粉フキ肌なら乳液などを塗るなどの予防策が必須です。
お風呂
寒い冬の温かいお風呂は気持ちよくて、ついつい長風呂になりがち。
疲れをとるには最適です。しかし間違った入浴のしかたはカサカサ肌には逆効果。
入浴は38~39℃程度のぬるま湯で10分程度が肌に良いとされています。この水温はもっともリラックスできる状態と言われています。
長い時間入っていると逆にお肌の潤い成分を逃してしまう為、適度な入浴にとどめるのがよいでしょう。
欲をいえば、保湿効果のある入浴剤を入れると予防策としては適していると思われます。
また、身体を洗う際、ナイロンタオルは皮膚を刺激して肌を痛めてしまいます。
泡を手に付けて洗うくらいでも冬なら良いと思います。
タオルで洗う場合は、毎日洗うのを避け、入浴だけでも良いと思います。
とにかく、ごしごしと洗うのだけは避けましょう。
あわせてお風呂から出たら、お肌の乾燥が急速に進みますので遅くても10分以内に保湿クリームや化粧水などでお肌のケアは忘れずに心がけたいものです。
生活習慣やストレス
仕事や学業でストレスを溜めがちになる方も多いと思います。
また睡眠時間の低下も真っ先にお肌に悪影響をおよぼします。
思い通りにコトは進められないと思いますが、ストレス発散できるものや、食の乱れ、睡眠時間の確保といった普段の生活の改善も心がけたいポイントです。
加齢
こればかりは止めることができません。
しかし、普段からの肌へのケアや生活習慣を心がけるだけで、大きな違いがでてきます。
年齢だからとあきらめないで、日常のケアを大切にしましょう。
食べ物
食べ過ぎというのは言うまでもなく、肌だけでなく体調にも良くないことは一目瞭然ですが、食べ物の種類自体も肌への影響があります。
適度な量は問題なかったり、むしろ良い効果につながることがありますが、食べ過ぎや偏りはよくありませんので、注意が必要です。
良い食べ物としては、ひじき、こんにゃく、ほうれん草、にんじん、卵、レバー、海苔、生クリーム、乳製品、ゴマ、肉、魚、大豆、牛乳、納豆、レモン、苺とかあります。
ビタミンA(うるおいの維持や新陳代謝の活性)、ビタミンB(乾燥肌の炎症の抑制と新陳代謝の活性)、ビタミンC(コラーゲンをつくる)、ビタミンE(抗酸化作用、肌の老化の抑制、新陳代謝の活性)、セラミド(角質層の水分の保持、外部からの刺激への抵抗力)、α-リノレン酸・亜鉛(新陳代謝の活性)とかの成分がお肌には良いとされています。
悪い食べ物は、添加物が多いインスタント食品。香辛料やカフェインにチョコレートなんかは適度に良いですが、度を超えると胃が荒れてそこから肌荒れにつながります。
冷えたものも身体を冷やしてしまい、結果として血行が悪くなる為、肌荒れににつながってしまいます。
解決方法
普段の生活だけではどうにもならないところもあります。
そういった場合には外の力を借りてお肌のトラブルを解決に導きましょう。