雑学

あなたが動けば、心は動く【キャッチコピー】

キャッチコピー

あなたが動けば、心は動く
待ち合わせの10分前に着いたら、もう待っていたこと。
動物園のゾウが友達に似てたこと。
デパートで帽子をたくさん試着しあったこと。
偶然見つけた小さな神社で拍手を打ったこと。
とんこつラーメンとつけめんを頼んで半分こしたこと。
展望台から見た夕陽がきれいすぎたこと。
電車の中から手をふったら窓ガラスが息でくもったこと。
改札のざわめきも、頬にあたる風も、
たとえ何年経っても、思い出せそうな気がする。
どんなにささやかでも、自分で動いたこと、
だれかと感じたことは、消えないのだから。
企業名 PiTaPa
媒体 ポスター
掲載年 -
コピーライター 斉藤芳弥

I felt

関西の電車・バス等で使えるICカード「PiTaPa」に使われたキャッチコピー。
乗り物での移動。出かけた先での思い出、電車やバスといった乗り物の中から見える景色、それら全てが自分のなかの大切な思い出であり、自ら動いた結果に得ることができたもの。
電車の中で人間観察が趣味だという人をよくきく。このキャッチコピーとボディーコピーを読んだ後には、なぜか私も人間観察をしたり、毎日同じ通勤経路の電車の中から見える景色にも季節の移り変わりだけではなく、人や建物、天気など毎日違う景色なんだと思えるようになった。そうなってくると、通勤ラッシュの苦痛も楽しく思えるようになってくるから不思議だ。

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