アップルのワイヤレスイヤホン「AirPods Pro 2」はiPhoneやiPadで音楽を聴く際に最高の音楽視聴環境を提供してくれる、通勤や通学には欠かせないアイテムとなっている方も多い方と思います。
充電兼収納ケースから取り出せば瞬時に手持ちのAppleデバイスと接続されるのは高いけれど購入する価値を高めてくれる一つの理由ではないでしょうか。
しかし無線方式ということは有線イヤホンとは異なりバッテリーが内蔵されていて、その充電された電気で利用が可能となっているわけですが、毎日使っていれば放電と充電をそれこそ毎日行っている状況になります。
充電ケース付きのAirPodsやAirPods Proシリーズはイヤホンをケースに入れれば自動的に充電されますが、イヤホン単体はもちろん充電ケース自体も次第にその最大充電容量は劣化してきます。
AirPods Proでバッテリーの最大容量を確認する方法
アップルではiPhone、iPad、MacBook、Apple Watchではバッテリーの最大用量が80%を下回るとバッテリー交換やApple Careの保証対象となります。
iPhoneやApple Watchでは本体でバッテリー状態を確認することができますが、AirPods Proでは数値の確認をすることはできません。
では、どのように確認するかというと実際に再生してみて、バッテリーの持ち具合から確認する以外は個人で行うことはできません。
それでは新品購入時ないしカタログスペック上どれだけ再生できるかどうかをまとめて表に一覧にしました。
モデル名 | イヤホン単体 最大再生時間 | 充電ケース併用時 最大再生時間 |
---|---|---|
AirPods Pro(第2世代) | 6時間 | 30時間 |
AirPods Pro(第1世代) | 4.5時間 | 24時間 |
AirPods(第3世代) | 6時間 | 30時間 |
AirPods(第2世代) | 5時間 | 24時間 |
スペック上の最大再生時間から、アップルの保証対象となるバッテリーの最大容量80%以下となった場合の目安となる想定時間を最大から8割とした場合の時間を算出します。
モデル名 | イヤホン単体 最大再生時間 | 充電ケース併用時 最大再生時間 |
---|---|---|
AirPods Pro(第2世代) | 4.8時間 | 24時間 |
AirPods Pro(第1世代) | 3.6時間 | 19.2時間 |
AirPods(第3世代) | 4.8時間 | 24時間 |
AirPods(第2世代) | 4時間 | 19.2時間 |
実際のバッテリーの劣化具合については、最大音量やノイズキャンセリング機能の利用状況等により異なりますが、目安としてとらえていただければと思います。
また、一概にバッテリーの劣化が原因とはいえず、故障という可能性もありますので、バッテリーの持ちが極端に悪くなったという場合にはアップルへ問い合わせるのが一番の近道かと思います。
AirPodsのバッテリー劣化を防ぐ方法
AirPodsだけでなく、iPhone等のリチウムイオンバッテリー搭載のデジタル機器全般にいえることですが、バッテリー劣化を少しでも抑え長持ちさせる代表的な方法としては以下のようなことがあります。
- バッテリーをフル充電した状態で長期間放置しない
直近のiPhoneでもバッテリーの劣化を防ぐ方法として充電容量80%で充電を抑制する設定ができるように、充電を100%することはバッテリー劣化につながる一因とされています。 - バッテリーがない状態で長期間放置しない
いわゆるバッテリー残量0%の過放電となる状況下ではバッテリーの性能が著しく劣化します。充電してもリチウムイオンバッテリーは自己放電するので、長期間使わないでいると自然とバッテリーはなくなるので、使う製品であれば適度な周期で充電しておきたいところです。さらにいえば、使う見込みがないのであれば、AirPodsをメルカリや中古ショップで売るというのも一つの手です。アップル製品は発売から時間がたっても比較的高額に売却できる可能性がありますので、また必要になったときに新製品をその差益で安く購入するというのもありではないでしょうか。 - 高温となる場所に置かない
電化製品なので、高温の環境下では本来の性能が発揮できないばかりか、最悪バッテリーからの発火の恐れもあるので、極端な高温下や直射日光に直接当て続けることのないよう注意しましょう。